こんにちは、Webデザイナーの村松侑希です。
今日は私がよくご質問いただく
「WordPressでサイト制作するとき、テーマはどう選べばいいですか?」
という内容にお答えしながら、
WordPress制作の進め方についてお伝えしていきます。
駆け出しの頃、私自身もテーマ選びで本当に迷っていました・・・!
無料テーマから有料テーマまで種類が膨大で、どれを使えば良いサイトができるのか、SEOに強いのか、作りやすいのか、お客様に喜んでもらえるのかで、リサーチに時間をかけることもありました。
もし今、ワードプレス制作のテーマ選びに迷っている方がいたら、参考になれば幸いです!
ラジオで聴きたい方は以下からも聴いていただけます。

複数テーマを触るより“1つに絞って極める”方が圧倒的に早い!
私が今まで試したワードプレスのテーマ
私が現在の制作スタイルに落ち着くまでに、たくさんなテーマを試しました。
自分で選ぶということもありましたが、お客様からこのテーマで作ってみたんだけど、この先どう作っていいかわからないから代わりに作って欲しい!と言われて、お客様が購入した触ったことのないテーマで制作を進めたこともありました。
- WING(Affinger5)
- TCD
- JIN
- SWELL
- Lightning
皆さんもきっと一度は触ったことのあるテーマもあると思いますが、私は上記のようなテーマを今まで触ったことがあります。
いろんなテーマを触ってみて、毎回思うのが、
テーマによって癖や強みなど個性があるということ!です。
テーマによって癖や強みが違う
例えば、TCDであれば、ホームページ制作に慣れていないデザイナーではない方が使うことを前提にテーマが作られているので、トップページの上からの順序が決まっていて(今現在は自由に入れ替えができるテーマも増えました)上から2つ目のセクションと3つ目のセクションを入れ替えたいのに、ということができなかったり、ここにブログの一覧を入れたいけど、もう入れる場所が決まっている、などテンプレートに当てはめるような作り方になっています。
それが好都合の人もいれば、逆に融通が利かないと思ってしまう方もいると思うので、テーマによる癖をうまく活用しながら、WordPressでのホームページ制作が進められることが鍵だと思います。
まだ慣れていない頃は、実績が詰めるのであれば、お客様が購入したテーマで使えないというようなご相談を受けた時にも試しに触らせてもらうと、各テーマの癖や個性が見えてくると思うので、無理のない範囲で触ってみるのもありだと思います!
現在はSWELL1つに絞っています
お客様からご希望があれば違うテーマを使うこともあるのですが、基本的にご希望や指定がない場合は、私は今ワードプレスのテーマはSWELL1択で作っています。
たくさんのワードプレスのテーマを触ってみて、初めはあらゆるテーマを触れる方が良いのではないかと思っていたのですが、1つに絞るとメリットがたくさんあるなと思いました。
- 制作スピードが上がる
いろんなテーマを試すと、毎回その癖に悩まされるので、1つに絞ることで操作も迷わずにできるようになりました。
- 見積もりや提案に迷わない
テーマの中には、お客様にご購入いただく必要があるテーマもあったり、できることできないことがテーマによって違うので、それに対して毎回迷う時間が格段に減りました。
- SWELLなら制作者が1つテーマを購入すればいいのでお客様の費用の手出しがない
SWELLは制作者買い切りでお客様にも使って良いので、お客様の費用の負担がないため、提案もしやすくなりました。
なので、使えるテーマを増やす方が一見良いように見えるのですが、テーマを増やすほど
「覚える量・判断の負担・作業のムダ」が増えるので、まずは1つに集中するのが、個人的にはとてもオススメです。

私が実際にSWELLで制作している方法(制作フロー)

ここからは、
「実際、ゆきさんはどう作っているの?」「SWELLで作っているのですか?」
とご質問いただくことも多いので、私の制作フローを少しご紹介します。
お客様とのやりとりは基本的に私が担当しています
昔は受注から納品まで、全て私がひとりで進めていた時期もありました。ですが、ありがたいことに制作数が増えてきたこともあり、現在はパートナーさんとチームで進める体制をとっています。
今は
- 受注
- ヒアリング
- サイトマップ
- ブランディング
- 戦略立て
- ワイヤーフレーム
- デザインの方向性決定
- (デザインを私がやることもあります)
といった “ディレクションの部分” は、私が担当しています。
お客様がどんな事業をされていて、誰にどんな価値を届けたいのか。今何に悩んでホームページを作りたいと思ったのか。どういったサイトを作るとベストなのか。
ここを丁寧に把握することが、サイト制作の一番の土台になるので、この部分は今でも私がじっくり担当しています。
デザインに関してはパートナーさんにお願いする、もしくは自分で作っています
制作体制についてもよくご質問いただくのですが、制作数が増えている今は、信頼しているデザイナーさんにお願いすることも増えてきました。私がデザインまで担当する場合もありますが、最近はディレクター業が多めです。
デザインを誰が作るにしても、方向性は私とお客様の方で決定したものをデザイナーさんに共有しています。そして最後は必ず私が全体を確認し、トーンがあっているか、伝えたいことが伝わっているか、最初に決めた方向性とずれがないかを確認してから、お客様に見ていただくようにしています。
構築はSWELLでパートナーさんに実装してもらっています


デザインが完成したら、パートナーの構築担当さんに SWELLで実装していただきます。
実は構築も大好きな仕事だったのですが、制作数が多くなるとなかなかすべてを一人でやっていると制作数も限りが出てしまい厳しくなり、3年目からはパートナーさんと共に作るスタイルに変わっていきました。
実は最初はオリジナルテーマでしか作っていませんでしたが、お客様のニーズ的に自分でも修正できるサイトが喜ばれることが多いので、オリジナルデザインでもSWELLのテーマ上で作ってもらうことがほとんどです。
まとめ:自分の使うツールはなるべく最小限にしよう
ノーコードツールのお話でもそうでしたが、WordPressのテーマ選びでも自分の使うものはゆくゆくで良いので、なるべく最小限にすることがおすすめです。
その方向性が決まっていないと、こっちの方がいいのかな、この人にはこの提案をしたほうがいいかなと永遠に迷ってしまうので、ある程度こちらができることを絞るのも、デザイナーとしての経営のコツだと思っています。その時に大切にしてほしいのがお客様のニーズ。お客様が求めているものは何なのかというところと照らし合わせられると良いと思います!
いくつか触ってみたら、私はこれで行こうと使うものを決めてみてください。きっと迷いが少なく制作が進むはずです!

